ー住宅ローンは賃貸不可!ー
先日、お客様から「5年前に購入した戸建があるんだけど、急遽転勤が決まり、当分船橋には戻ってこれない。売却か賃貸か、どうするか相談にのってほしい」とのご依頼がありました。
船橋市でも最近は人口が減っているエリアの為、今後は維持しても物件価格の減少が予想されるエリアでした。
ただ、注文住宅で購入された為、住宅ローンの残債が売却予想金額を上回っていました。
今すぐ売却した場合には、追加で追い金(住宅ローン完済に不足している金額を現金で用意せざるを得ず、この現金の事)が発生する状態。
ただ、周辺の賃貸相場を調べたところ、賃貸でも需要があることが判明。
あと数年間は賃貸に出してローン返済にあて、その後売却しても、追い金が発生しない状態になったら売却しましょう!ということで解決しました。
住宅ローンの注意点は、住宅ローンは借りた本人が住むことが前提で低金利で貸すローンです。
基本的に、賃貸は事業とみなされ、内緒で賃貸に出すと、最悪の場合、ローン一括返済を求められてしまいます。
ケースによっては相談可能ですが、もちろん無理な銀行もあります。今回はたまたま、銀行から「その事情なら大丈夫です」となりましたが、それは大変レアなケースのようです。
転勤がある方の、マイホーム購入の難しさを実感した出来事でした。